市販のお菓子を食べさせなかったかつての私 

こんばんは。
卵乳製品不使用滋養おやつと、米粉パン教室*irodori*の石坂佳央理です。

今日は市販のお菓子を子どもに食べさせなかったかつての私の話を書こうと思います。
この話は実は私のインスタグラムでも書いているのですが、なぜそんなに極端になってしまったのかという背景の方を綴ります。

実は私は2012年、第2子を産んだあとにひどい神経症を患ってしまいました。
産後鬱からだったのかと今では思いますが、パニック障害、不安神経症と、病名をつけられました。

・外に出れない、徒歩10分の商店街までもいけない。
・車で5分の場所でも強い不安感がありいけない。
・当然、外食はできない。美容院も行けない。映画館も行けない。
・電車も無理。飛行機なんてもってのほか。
・不安感で疲れてしまい、一日の大半は横になっていた。
・突然ものすごい焦燥感に駆られ、死にたくなる。
・いつ発作が起きるのかとずっと怯えている。

生き地獄だったのです。
私は、長女を産んだあと、ずっとワンオペだったのでとにかく必死で自分の食事を後回しにしていました。
子どもには用意するけど、自分は立ちながら食パン1枚を食べて終わりにしたり、市販の甘いお菓子を食べて疲れと空腹をしのいでいたのです。
「無知」というものは恐ろしいものです。
子どもには栄養のあるものを食べさせなくちゃと思っていたのに、自分の食べているものになんの栄養もないなんて、考えもしかったのです。
もともと食に執着のないタイプなので気にしていませんでしたし、当時は今のようにデリバリーも限られていたので家にあるものでいっか、となっていたのです。
それより、とにかく長女を育てることに必死でした。
冒頭に第2子を産んだあと、と書きましたが、異変はすでに第1子を産んだあとに表れ始めていたのです。
すでにその時数回パニック発作を起こしていたのですが、それでも自分を大切にすることを後回しにしていました。

自分の体調がこれでもかと酷くなってから、子どもを育てなくちゃいけない、治りたい…!!
と自分を向き合うことを決意しました。
決意、というと聞こえがいいですが、そうせざるを得なかったのです。

それから沢山調べて、藁にもすがる思いで良いということは手あたり次第やりました。
その中に、「白砂糖が悪い」というフレーズを見つけました。

そこからはもう、子どもたちにこんな私みたいな思いはさせたくない、絶対に!
という強い思いのもと、市販のお菓子を食べたら私みたいになってしまうと、極端に排除していったのです。

けれど、この文章を読んでお気づきの方もいると思いますが、酷く極端で生きづらそうですよね。
そもそも、今思えばそこには白砂糖だけが悪かったのではなく、育児中なので当然睡眠もちゃんと取れていない、
子どもを死なせてはいけないと常に交感神経優位の生活であったこと、など沢山の要因があった
のです。
けれど、当時は強迫観念もひどかったので、「〇〇せねばならない。」という自分をコントロールできなかったのだと思います。

だからこそ、今、私は自分の教室では、「選択肢がある」を大切にしたいと思っています。
例えば滋養おやつならば、もちろんより良い素材をおすすめはさせていただきます。
オーガニックのものがいいのは当然で、間違いないです。
けれど、「しなければならない。」になるとちょっとしんどい。

我が家も今は、友達と食べたり、祖父母から送られてくる市販のお菓子の時間を否定はしません。
それは選択肢の一つに過ぎないからです。そして、大切なのは、「食べたもので身体と心はできているんだよ。」ということを子どもたちに繰り返しお話として伝えていくことだと思っています。

絶対誰しも通る道だと思うんです。中学、高校、大学、社会人、親から離れたら、自分で食を選び、当然食が乱れることもあるでしょう。けれど、ほんのちょっとでも頭の片隅に、「母親がこう言ってたな。」と思い出すことがある位でいい、と今の私は思っています。

パニック障害の話も聞きたい方がもしいれば、これからも発信していきます。
長い文章読んでくださりありがとうございました♡

石坂佳央理

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